
Kitashirakawa EFEO Salon, octobre 2020
16 OCTOBRE 20
Cette conférence sera tenue en langue japonaise.
フランス国立極東学院・京都支部
イタリア東方学研究所 京都大学人文科学研究所 共催
北白川EFEOサロン 2019-2020
日本における信仰と「知」のはざま
- 中世・近世・近代を中心に -
2020年 10月 16日(金) 18:00-19:30
阿弥陀の秘密空間
隠さざるをえなかった儀礼空間の機能と教義的な背景
(近世を中心に)
発表者:マルクス・リュウシュ
龍谷大学世界仏教文化研究センター 博士研究員
講師は、当日、所定時間に、フランス国立極東学院京都支部(EFEO Kyoto)にて講演を行いますが、コロナ対策のため、講演会場への参加人数は、上限10名とさせていただき、研究者・学生を優先して受け付けます。
講演内容はZoomにて同時配信いたします。Zoom配信は、どなたでも、100名までご視聴いただけます。
どちらに参加される場合でも、事前申し込みが必要です。お申し込みのメールには、必ず、
1. お名前 2. ご所属(大学名や所属機関など) 3.「Zoom参加希望」か、「会場参加希望」か 4. 今後の案内を送るメーリングリストに「登録を希望する」・「すでに登録している」・「登録を希望しない」のいずれか
を明記の上、efeo.kyoto@gmail.com までお申し込みください。
概要:
阿弥陀と秘密空間といえば、日本仏教史でもっとも早く思い浮かぶのは南九州の隠れ念仏であろう。それは、阿弥陀信仰史において非常に重要な例であるが、実際には隠れ念仏・隠し念仏の集団は日本全国で結成された。しかもそれは、南九州の次によく知られている東北地方だけではなく、岐阜県や石川県も含む。自らの宗教行為を隠すということには、様々な理由が考えられるが、その結果として、特定の地域あるいは集団にしかない空間が生まれる。そうした空間は、信者の「異端」とされた信仰を絶滅から免れるための手段だと言える。
本発表では、近世に注目し、以上の事例を含め阿弥陀信仰における広義での秘密空間に焦点を当てる。隠れ念仏の「ガマ」をはじめ、阿弥陀の密教作法や秘事法門を分析する。本発表の目的は、それらの現象の政治的原因などを明らかにすることではなく、隠されることになった空間の構造とその裏面にある「正統」な空間の構造との違いから、秘密が果たす機能と新たに成立する教義理解の二面を明らかにすることである。
マルクス・リュウシュ
龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員。
主要著作
-Argumente des Heiligen: Rhetorische Mittel und narrative Strukturen in Hagiographien am Beispiel des japanischen Mönchs Shinran(『聖なるものの論弁:聖人伝における修辞法的手段と物語論的構造、親鸞を事例に』Iudicium, 2019)
-“Multiple Divinities in Shin Buddhist Temples,” in: Michael Pye (Ed.): Exploring Shinto, Equinox Publishing, 2020, pp. 199-217.
-“The structure of revelation in Shinran‘s teachings: Myōgō 名号 and the aesthetic meaning of Amida‘s name,” in: HŌRIN 19, 2018, pp. 116-138.
発表・質疑応答は日本語で行われます。
会場:フランス国立極東学院・京都支部(EFEO Kyoto)
京都市左京区北白川別当町29
Tel 075-701-0882 Fax 075-701-0883
お申し込み・お問い合わせは efeo.kyoto@gmail.com までお願いします。
フランス国立極東学院・京都支部
イタリア東方学研究所 京都大学人文科学研究所 共催
北白川EFEOサロン 2019-2020
日本における信仰と「知」のはざま
- 中世・近世・近代を中心に -
2020年 10月 16日(金) 18:00-19:30
阿弥陀の秘密空間
隠さざるをえなかった儀礼空間の機能と教義的な背景
(近世を中心に)
発表者:マルクス・リュウシュ
龍谷大学世界仏教文化研究センター 博士研究員
講師は、当日、所定時間に、フランス国立極東学院京都支部(EFEO Kyoto)にて講演を行いますが、コロナ対策のため、講演会場への参加人数は、上限10名とさせていただき、研究者・学生を優先して受け付けます。
講演内容はZoomにて同時配信いたします。Zoom配信は、どなたでも、100名までご視聴いただけます。
どちらに参加される場合でも、事前申し込みが必要です。お申し込みのメールには、必ず、
1. お名前 2. ご所属(大学名や所属機関など) 3.「Zoom参加希望」か、「会場参加希望」か 4. 今後の案内を送るメーリングリストに「登録を希望する」・「すでに登録している」・「登録を希望しない」のいずれか
を明記の上、efeo.kyoto@gmail.com までお申し込みください。
概要:
阿弥陀と秘密空間といえば、日本仏教史でもっとも早く思い浮かぶのは南九州の隠れ念仏であろう。それは、阿弥陀信仰史において非常に重要な例であるが、実際には隠れ念仏・隠し念仏の集団は日本全国で結成された。しかもそれは、南九州の次によく知られている東北地方だけではなく、岐阜県や石川県も含む。自らの宗教行為を隠すということには、様々な理由が考えられるが、その結果として、特定の地域あるいは集団にしかない空間が生まれる。そうした空間は、信者の「異端」とされた信仰を絶滅から免れるための手段だと言える。
本発表では、近世に注目し、以上の事例を含め阿弥陀信仰における広義での秘密空間に焦点を当てる。隠れ念仏の「ガマ」をはじめ、阿弥陀の密教作法や秘事法門を分析する。本発表の目的は、それらの現象の政治的原因などを明らかにすることではなく、隠されることになった空間の構造とその裏面にある「正統」な空間の構造との違いから、秘密が果たす機能と新たに成立する教義理解の二面を明らかにすることである。
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-Argumente des Heiligen: Rhetorische Mittel und narrative Strukturen in Hagiographien am Beispiel des japanischen Mönchs Shinran(『聖なるものの論弁:聖人伝における修辞法的手段と物語論的構造、親鸞を事例に』Iudicium, 2019)
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