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Japan
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Responsable: Christophe Marquet

École française d'Extrême-Orient
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PRESENTATION
歌川 芳豊《痲疹まじなひの弁》 (都立中央図書館特別文庫室所蔵)
歌川 芳豊《痲疹まじなひの弁》 (都立中央図書館特別文庫室所蔵)
Kitashirakawa EFEO Salon 2019-12
07 DECEMBER 19
Kitashirakawa EFEO Salon  2019-2020年
 
日本における信仰と「知」のはざま - 中世・近世・近代を中心に -
 
7 December 2019  
18h-19h30
 
@EFEO Kyoto
 
門脇 大 (KADOWAKI Dai)
(神戸星城高等学校・非常勤講師)
 
題目:「江戸の幻術と、その使い手たち―果心居士の物語を中心として―」
 
 本発表では、江戸の幻術と、その使い手たちに目を向ける。まず、江戸時代の文芸作品に描かれた幻術師―フィクションとしての幻術師―を検討する。その際に、「果心居士(かしんこじ)」という幻術師を中心に据え、果心居士の足跡をたどることで、室町時代末から現代にいたるまでの幻術師の物語を読み解くことを目指す。
 次に、江戸期の資料に記録された幻術師の検証を通して、ノンフィクションとしての幻術師、および幻術・妖術・魔術などと称される妖しき術の実態に迫る。
 江戸の幻術と、その使い手たちに関する文献を検証することによって、江戸時代の幻想的な側面を考察する。 

門脇 大・かどわき だい
現在、神戸星城高等学校ほか非常勤講師。専攻は日本近世文学。主要業績は「怪火の究明――人魂・火の化物」(堤邦彦・鈴木堅弘編『俗化する宗教表象と明治時代 縁起・絵伝・怪異』三弥井書店2018年)、「心学「鬼の相」をめぐって」(鈴木健一ほか編『江戸の学問と文藝世界』森話社2018年)、「海の化物、海坊主―化物の変遷をたどる」(鈴木健一編『海の文学史』三弥井書店2016年)など。


Language: Japanese