Responsable: Martin Nogueira Ramos

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北白川EFEO サロン第6回
28 JUNE 19
フランス国立極東学院とイタリア東方学研究所は、京都大学人文科学研究所と共に、2018年11月から「日本における宗教と民衆への教え(16~19世紀)」という連続講義を開催しています。
この連続講義の目的は、日本の宗教史について研究する、様々な国や機関の研究者や学生の間で、新しい対話を生むことにあります。
2018年から2019年にかけて、6人の日本と西洋の講演者が、日本語で発表します。

6月28日に京都大学人文科学研究所で開催される当シリーズ最終回は、国文学研究資料館のディディエ・ダヴァン氏を発表者として迎えます。

2019年 06月 28日(金)18:00~

場所-京都大学人文科学研究所 本館1階セミナー室1   (EFEO Kyotoではないのでご注意ください。)


近世日本に発信された禅 禅宗仮名法語の思想についての一考察  

講師:ディディエ・ダヴァン(国文学研究資料館・准教授)  


日本人が持っている禅のイメージの形成過程には江戸時代に大量に出版された禅宗の仮名法語が大きな役割を果たしたと言える。辞書を引くと仮名法語が仏法を平易に説くテキストとされているが、仏教の基本教理を分かりやすく述べる部分が確かにあるものの、実際は随分複雑で難解な内容のものもある。しかも、それぞれの内容をよく見れば禅宗内の流派によって違ってくる教えも反映されている場合がある。言い換えれば、仮名法語を見れば様々な時代に禅宗側の高僧や無名著者が何を発信しようとしたかが見えてくる。また、仮名法語そのものを一つの現象として考えると、近世の日本人と禅宗の複雑な関係性をとらえることができる。禅宗の思想史に無視されがちなテキストを入り口として、現在世界的にも有名になった「禅」を江戸時代の日本人がどう紹介してきたかを考えたい。

Didier Davin (ディディエ・ダヴァン )
国文学研究資料館。日本仏教と日本文学、特に臨済宗の思想史と文学の関係を専門とする。最近の論文は「海を渡った禅-欧米「ZEN」の誕生」、『別冊サンガ5、「Zen」』、2019、 Between the Mountain and the City – Ikkyū Sōjun and the Blurred Border of Awakening, Studies in Japanese Literature and Culture, 2, 2019, pp. 45-60、「室町時代の禅僧と『臨済録』」、『『臨済録』研究の現在』、禅文化研究所、2017などがある。   

当シリーズは日本語で行われます。入場無料ですが、事前登録が必要です。efeo.kyoto@gmail.comまでお申込みください。