Responsable: Martin Nogueira Ramos

École française d'Extrême-Orient
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北白川EFEOサロン第4回
12 APRIL 19
フランス国立極東学院とイタリア東方学研究所は、京都大学人文科学研究所と共に、2018年11月から「日本における宗教と民衆への教え(16~19世紀)」という新しい連続講義を開始しました。
2018年から2019年にかけて、6人の日本と西洋の講演者が、日本語で発表します。この連続講義の目的は、日本の宗教史について研究する、様々な国や機関の研究者や学生の間で、新しい対話を生むことにあります。
第4回目は、下記のとおり行いますので、是非ご参加ください。

2019年 4月 12日(金)18:00~

場所-フランス国立極東学院・京都支部

「施印」というメディア
―近世後期京都「孝学所」施印の流通と意味―


講師:ニールス・ファンステーンパール(京都大学・准教授)

「施印」とは何か。教化目的で無料配布された印刷物という大雑把な定義は定着しているようだが、その作成・形態・内容・流通・受容などの総体は不明のままである。しかし、施印はどの書物よりも大量かつ広範囲で流通し、近世社会を隅々まで染み渡るメディアであったため、その全貌の究明が大きな課題であると考える。
本発表では、近世後期京都の水火天満宮境内にあった「孝学所」を事例に、二つの問題を解明していきたい。第一に、無料で提供された施印とは、書肆や市場経済の「見えざる手」を借りられない状況のもと、どのような手段で読者の手に届けられたのか。第二に、私費を投じてでも世に届けたい、と思わせる施主の志とはいかなるものであったのか。
資本原理を象徴する商業出版を前提とする従来の研究に、社会原理に駆り立てられた「施印」の視点を加えることにより、バランスの取れた近世書物文化史を目指す。

参加無料ですが、efeo.kyoto@gmail.com 、または075-701-0882まで、事前にご予約下さい。