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歌川国芳《高祖御一代略図》[建治三年九月身延山七面神示現]都立中央図書館特別文庫室所蔵
歌川国芳《高祖御一代略図》[建治三年九月身延山七面神示現]都立中央図書館特別文庫室所蔵
日本文化における〈地獄絵〉の機能と空間
30 NOVEMBER 18
フランス国立極東学院とイタリア東方学研究所は、京都大学人文科学研究所と共に、今月から「日本における宗教と民衆への教え(16~19世紀)」という新しい連続講義を開始します。
2018年から2019年にかけて、6人の講演者が、日本語で発表します。この連続講義の目的は、日本の宗教史について研究する、様々な国や機関の研究者や学生の間で、新しい対話を生むことにあります。 11月30日に第1回目の講演が行われます。
 
 
2018年 11月 30日(金)18:00~
場所-フランス国立極東学院・京都支部 


日本文化における〈地獄絵〉の機能と空間 ―唱導・後戸・境界を中心に―
講師:鈴木堅弘(京都精華大学・特別研究員)
 
「地獄絵」は世界のさまざまな場所に存在するが、日本ほど多彩な地獄イメージを描いてきた国はない。本発表では「なぜ日本において地獄絵が数多く描かれたか?」に着目し、その理由を〈芸能民の唱導活動〉〈後戸の建築構造〉〈村落社会の境界性〉の三点から解き明かす。またこの三点は、日本の仏教観と密接な関わりをもち、とくに仏教の世俗化がもたらした民間信仰とのつながりが重要な焦点となる。
 なお、日本の地獄絵は江戸時代(17世紀-18世紀)に多く描かれたことから、その時代の地獄絵を取り上げ、それらが江戸期の都市空間や村落社会のなかでどのような機能を有してきたのか図像学の手法をもちいて明らかにする。
  

鈴木堅弘(スズキ・ケンコウ) 専門は、日本美術史・図像学・文化表象論。寺社縁起絵巻・大津絵・浮世絵などを主な研究テーマとしている。著書に『春画論-性表象の文化学』(新典社、2017年)、『とんでも春画-妖怪・幽霊・けものたち』(新潮社、2017年)など。また、「大津絵ともう一人の浮世又兵衛」(『美術フォーラム21 プリミティーブ絵画?近現代を生きる大津絵』醍醐書房、2017年)、「「熊野観心十界曼荼羅」にみる性愛のイコノグラフィー」(『説話の中の僧たち』 新典社、2016年)などの論文も執筆。
 
 
参加費無料。ただし、事前にご予約下さい。
efeo.kyoto@gmail.com 、または075-701-0882まで。 
 
 

ノゲラ・ラモス・マルタン
鈴木 堅弘