２００８年１１月以来工事中だった東洋文庫の工事が、２０１１年１０月、ついにすべて完成して、１０月１７日にグランド・オープニングを祝う式典とパーティーが開かれた。新しい本館には、新たに開かれた東洋文庫ミュージアムも併設された。ここでは、東洋文庫コレクションの出発点となったジョージ・Ｅ・モリソンの蔵書がすべて再現されて展示されている。その他、東洋文庫所蔵の貴重な書籍の数々、たとえばマルコ・ポーロの『東方見聞録』の世界最大のコレクション、貴重な浮世絵、国宝などが展示される。また、「オリエント・カフェ」と名づけられたレストランで、食事を楽しむこともできる。さらに、ミュージアム・ショップで、ポストカードやその他の記念品を購入することもできる。
閲覧室は、平日の９時から午後４時まで、ミュージアムとレストランは火曜以外の毎日、１０時から午後８時まで開いている。



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